冬のケア ~乾燥肌と合成界面活性剤~

冬の悩みといえば乾燥肌。
自分の乾燥肌を年齢や体質の性だけだと思っていませんか?
もちろん体質もありますが、そのほとんどが間違ったケアにより作られています。
通常皮膚は自分の皮脂と水分のバランスで潤いを保っています。しかし洗顔のしすぎで元々ある皮脂をとりすぎている、過剰に保湿剤に依存している、その使用している化粧品が実は乾燥肌を作っているなどが原因として考えられます。あなたの化粧品には、乾燥は合成界面活性剤が使われていませんか?
 

 ・・・・合成界面活性剤について・・・

 界面活性剤とは、本来混ざり合わない水と油をまぜあわせたり(乳化剤:クリームや乳液を作る時に使われます)、本来溶け合わないものをとかしたり、くっついている物を無理やり離したり(洗剤)、水と他のものを離さないようにしたり(保湿剤)する働きがあり、用途に応じて分類され、食器洗いや洗濯洗剤、シャンプーや歯磨き粉、化粧品にと私たちの生活品に数多く使われています。化粧品では、水で落とせるオイルクレンジング剤、クレンジングフォーム、クリーム、乳液などの基礎化粧品をはじめファンデーション、メイクアップ用品などにも使用されています。
 
・・・・界面活性剤が肌に与える影響は?・・・ 
界面活性剤は大切な皮膚表面の保護膜(肌のみずみずしさを保ったり、外刺激から肌を守る膜)を溶かしてしまう為、皮膚内の水分は蒸発しやすくなり、肌は水分を保てなくなり乾燥した状態になりやすくなります。そればかりか皮膚の細胞分裂を妨げてしまうため皮膚の新陳代謝は悪くなり、シミや深いシワのできやすい肌になってしまいます。さらに浸透性がよいのでどんどん皮膚深部まで達し、血管壁を破壊し、血液中にながれて内臓に蓄積され、やがて健康障害の原因になります。
・・・・なぜ合成界面活性剤が使われるのか・・・
使い勝手もよく便利(簡単に油が落とせる台所洗剤や水で流せるオイルクレンジング剤など)な事、製造側としてはなによりコストの安い製品が作れる。また石油系のメイク料を落とすには合成界面活性剤を使わないと落とせません。クレンジングはスキンケアの基本です。しかし本来肌の汚れを落とすことが目的である洗顔で肌を傷めてしまっている事がほとんどです。まずは肌の負担をかけないクレンジング剤を選びましょう。
・・・主な合成界面活性剤・・・
ラウリル硫酸Na、スルホン酸Na、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩、ラウレス硫酸Na、キシレンスルホン酸アンモニウム、パレスー3硫酸Na、パレスー3硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ステアリン酸グリセリル、ショ糖脂肪酸エステル、水添レシチン、アシル(C12、14)、ココイル加水分解子コラーゲン、PEG~など